

かど万の歩み
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かど万は静岡県藤枝市岡部町の米と糀、発酵調味料を扱う小さな店です。令和に入り、かど万が創業して約百年と少しが経とうとしております。
現在まで五代に渡り商いを行っており断片的ではありますが、皆さまに「かど万」の歩みを知っていただければ幸いです。
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大正元年創業かど万の始まりは大正元年に遡り増田万吉が岡部町にて、お米や醤油などの食料品やタバコなどを扱う「増田商店」として商いを始めました。
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かど万の由来当初、「増田商店」として、初代「増田万吉」が始めたお店ですが、近所の人から親しみを込めて、「万さんのお店」と呼ばれ、「角にある万さんのお店」から「かど万」という今の店名に変わっていきました。
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麹作りのはじまりかど万の糀づくりは初代万吉により、昭和十一年には製麹していたことが、志太榛原麹製造業組合から表彰された賞状から分かりました。
恐らく創業間もない頃より製麹は行っていたことと想像します。当時、組合の品評会用に麹を作る時は麹が美しく見えるように製麹をしていたと伝えられています。 -
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二代目・三代目二代目、三代目共に万吉の製麹技術を引き継ぎ、麹作りを行いますが、お米の需要に応えるべくお米の販売も力を入れていました。
三代目の甚八郎の時代には糀作りは女性が主に行っていたと伝えられています。また、当時は灯油の販売も行っており商店として地域に根差し経営を行っていたと伝えられています。 -
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四代目四代目万寿夫は物心がついた時から、家族が糀づくりを行っていた為、家のお手伝いとして自然に糀づくりを覚えていきました。
そして、同時に糀に対する礼儀、情熱、想いを受け継ぎ、一年を通して糀を製麹してきました。 -
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店舗新築と味噌づくり2002年に現在の店舗への建て替えが行われ、2003年9月には四代目万寿夫と美千代が中心となり「味噌作り教室」がスタートしました。
昔は糀を使いどの家庭でも作られていた味噌作りは、お客様に伝える講座として、現在でもかど万店内にて開催しています。※写真は昭和のかど万です。 -
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五代目現在では五代目増田俊、増田阿希子がかど万を受け継ぎ、糀づくりを行っています。先代方が向き合ってきた米、糀に同じく向き合い日々、かど万を運営しています。
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これから近年、多くのお客様が「かど万」の糀を求めて来てくれるようになり、また一つ先代が行ってきたこと継げていると誇りを感じています。
かど万が創業し約百年の時が経ち時代背景と共にかど万も変わってきましたが、今も昔もこれからも変わらず先代が残してきた米と糀に向き合い継いでいきたいと感じています。