糀で作る甘酒、どこで差がつく?糀甘酒の美味し~いお話し
甘酒を温か~くして飲みたい季節がやってきました。
今日は、「糀で作る甘酒の美味しさは、どこで差がつくのか?」について、かど万店主の話しと共にご紹介します!甘酒を手作りする方だけでなく、糀が大好きなすべての方に読んで頂きたいお話しです!
~甘酒の美味しさとは~
「そりゃ“糀のちがい”でしょ。」
甘酒の美味しさ。出来上がりの差。
それは、やはり「糀」にあります。シンプルな材料で作るからこそ、「糀」のちがいはハッキリと甘酒の「味」にも現れると考えます。
では、「糀のちがい」とは?
「手作りの糀」であること。
そして「出来立ての糀」であること。
と、かど万店主は言います。
「スーパーなどで売られている乾燥糀のように、何日も経っている糀ではなく、せめて出来上がりから3~4日以内の糀。よくわからないけど、“出来立て”ってそれ位なんじゃないかな。」
出来立ての糀は程よく水分を含み、ふわふわしています。麹菌も元気で良い発酵を促してくれる。
私たちは、経験からそんな風に感じています。
~甘酒の美味しさとは~
「温度管理」
甘酒を作る時、糀とさ湯を混ぜたものを50~60度の温度で保温させて置く必要があります。この温度を一定に保ち、保温し続けることで糀が甘くなり、甘酒になります。(例:55度、約12時間保温)
甘酒を美味しく作るために、温度管理は必ず必要と言えるでしょう。
昔は、土鍋に糀とさ湯(それに加えてお粥やご飯を入れる場合もあります)を入れ、毛布で巻き、こたつの中で温めてたという話しも聞いたことがありました。
現在は、「ヨーグルトメーカー」で温度管理、時間が設定できるので、セットしてスイッチを押せばあとはほっておくだけ。とても便利になりました。
しかし、ここで、かど万店主から気になる一言が。
「母親(3代目)は、甘酒は70度位で良い、と言っていたんだよ。」
これを聞いて妙に納得してしまいました。それはなぜかと言いますと・・・
もし、ご自分で甘酒を手作りされているようでしたら、出来立ての甘酒に温度計を指してみて下さい。(真ん中あたりを計って下さいね)
甘酒は、きっと60度以上になっています。
意外と高い温度まで上がって、糀は、甘くなるのだ、とわかりました。
本などには載っていないけど、作った人にしかわからない糀の不思議、おもしろさ、感じていただけましたか?
甘酒同様、「味噌作り」「塩糀作り」「金山寺作り」にもあてはまるのではないでしょうか。
みなさんもぜひ「糀のちがい」感じてみて下さい。