糀作りの米は蒸気を使って蒸かします!【蒸かすとおいしい食材もご紹介します】

更新:2014年11月14日 カテゴリ:

糀作りに使うお米=ご飯。実は、「炊く」のではなく「蒸かし」ています。 今日は、糀作りに使う米を蒸かしている理由と、「蒸かす」と美味しい食材をご紹介します!

米をふかしている

普段私たちが食べているお米は、釜に水を張り「炊き」ますが、糀作りに使うお米は蒸気で「蒸かし」ています。 これはなぜかと言うと、糀作りに使うお米を炊いてしまうと水分を多く吸収し、柔らかくなりすぎてしまうからなんです。

茣蓙に米を敷き詰め様子

このように「ゴザ」に広げたご飯に「麹菌」を振りまき混ぜ合わせます。 その時に、柔らかいご飯より、少し固めのお米の方が混ぜやすいのです。そんな理由で糀作りにつかうお米は、蒸気で蒸かしています。ご飯として食べるには、少し固いかな?という柔らかさ。下記の写真から、感じ取っていただけますか?

※ただし、もち米で「おこわ」を作る時は、「蒸かす」のが適していると言えます。 もち米も、柔らかくなりやすいため「蒸かす」事で米粒の形を残し、柔らかくする事ができます。

米を糀蓋に入れた様子

では、蒸かすと美味しい食材は・・・? サツマイモ、ジャガイモなどのイモ類が浮かびます!

サツマイモ

サツマイモは低温でじっくり焼くのが一番美味しいと言われていますが、蒸かすと、しっとり甘くなるのでおすすめです。 また、ジャガイモもホクホク感が一層引き出されるのではないでしょうか?

かど万の「蒸し器」には、ご家庭には中々無い大きなボイラーが備え付けられています。これからの季節「糀作り」、「餅つき」に大忙し!一緒に頑張って働いてもらう、大事な大事なパートナーです。

米をふかしている様子